陽だまりとこだわりの照明に囲まれた住まい
「広いリビング」と「ゆったりとしたワークスペース」を実現したG様にお話を伺いました。

―― 住まいの購入を検討されたきっかけはどんなことだったのでしょうか?
G様 コロナの影響で二人ともテレワークが中心になってきたことが、検討を始めた最初の理由です。それまで住んでいた1LDKは十分なスペースがなかったので、ちょうど更新が近づいてきたタイミングで引っ越ししようと。それで最初は、賃貸を探していたのですがなかなか気に入ったものがみつからない。だったら、中古マンション買ってリノベーションというのも考えてみようと。
―― 新築の購入は考えなかったのですか?
G様 新築マンションだと、だいたいどこも同じような形になっていて、それに自分たちが合わせなきゃいけないじゃないですか? それが自分たちに合わないなと。買うなら中古で、自分たちらしい暮らし方ができるようにリノベーション、と思っていました。
―― どんな物件を望まれていましたか?
G様 まずは広いリビングスペースが取れること。そこにワークスペースも設けたいと思っていたので、リビングが広いというのは必須でした。それと陽当たりですね。エリアについては、テレワーク中心ということもあってそれほど絞っていませんでした。

―― 探し始めて、スムーズに気に入った物件は見つかりましたか?
G様 最初に見た物件はまあまあ気に入って、そこでもいいかと思ったのですが、もう少し見てみようと思って回り始めたら2カ月くらいかかりましたね。毎週、週末のたびに物件を案内していただいて、10件ほど内見しました。ようやく出会ったのが今回の物件でした。
―― 決め手になったポイントは?
G様 14階の角住戸で陽当たり抜群、富士山もスカイツリーも見えるんです。こんなに眺めのいい上階なんて考えていなかったので、すぐに気に入りました。でも一番の決め手は、案内してくれたENISHIの田中さんのテンションがすごく高かったこと(笑)。田中さんがそこまで盛り上がるなら、これ以上の物件はないだろうと思いました。
―― リノベーションのイメージも湧いてきましたか?
G様 そうですね。和室の間仕切りを撤去すれば広いリビングになりそうでしたし、これなら要望が叶えられると思いました。

―― 物件の購入が決まって、いよいよプランを具体化する段階になっていくわけですが、どんなところにこだわりましたか?
G様 一番はまず、和室をなくして広いリビングにすることですね。その中に、仕事をする環境と住環境をうまく取り入れていければと思っていました。仕事ができて、家でゆっくりお酒を楽しめる。そんなリビングが理想でした。キッチンの向きも、広いリビングと対面になるようにしてもらいました。
―― ワークスペースは、最初からリビングの中に作る予定だったのですか?
G様 もともとワークスペースは、閉鎖的にしたくなかったんです。できるだけ開放的にと考えて、壁にデスクになるカウンターを設置して、棚をつくってもらって。そこに椅子を持っていけば、二人並んで仕事ができる、そんなスペースですね。

―― 他にはどんなご要望がありましたか?
G様 とても眺望がいいので、ベンチが欲しいと要望しました。そうしたら、もともと和室の押し入れだった空間をベンチにしましょうと提案をいただいて。普通ならそのまま収納にすると思うのですが、幅が160cmあるベンチになりました。ベンチの下は収納スペースにしてもらったので、実は収納力もかなりあるんです。
あとは、洋室のクローゼットを扉を付けずオープンにしました。扉をつけると動線の邪魔になりそうだったし、開け閉めで埃が立ちそうなのも気になったのでオープンにしてもらいました。


―― キッチンのカウンターのところにも棚を作ったり、オープンな「見せる収納」が多いですね。
G様 お酒を飲むのが好きで、ディスプレイ的にも楽しめるようにと思いました。ちょうど一升瓶が立てられる高さで作っていただいたんです(笑)。カウンターのところにハイチェアーを置くようなレイアウトもあると思うのですが、カウンターで飲むなら立ち飲みでいいし(笑)、リビングのアクセントとしてもディスプレイスペースにして良かったなと思います。

―― 完成した住まいを初めて見た時、どんな感想を持たれましたか。
G様 もともと陽当たりのいい明るい住まいでしたが、和室を撤去してリビングを広くしたことでより明るく、開放的な空間になりました。まさに望んでいた環境ですね。
―― 特に気に入っている点はどこですか。
G様 いろいろありますが、まずワークスペースですね。リビングにあっても邪魔にならず、雰囲気としてもリビングに馴染んでいます。普段はここで、二人並んで仕事をしています。椅子を外せばディスプレイスペースになりますし、子供が生まれて、少し大きくなったら勉強する場所にしたいなと思っています。

―― オリジナルのベンチはいかがですか?
G様 普段はYogiboが置いてあって、完全なリラックススペースですね。プライベートな時間では、ここに座ってゲームしたりしていることが多いです。何かを飾ったり、お客様がきた時には普通に椅子としても使えるし、フレキシブルに使えるのはいいですね。お気に入りのスペースです。
―― 照明も個性的ですね。
G様 以前から好きだったガラス細工の作家さんがいて、その方の作品を購入してきて設置したりしました。そうやって自分たちのこだわりを入れていけるのは、とても楽しかったですね。まだ、カーテンなどこれから選ぼうと思っているものもあって、しばらく楽しめそうです。

―― この新居で、これからどんな暮らしがしたいですか?
G様 二人ともお酒を飲むのが好きで、ビールサーバーやハイボール用の「ソーダストリーム」なども購入しました。おつまみの燻製を作れるように、家庭用の燻製鍋も。キッチンまわりがどんどん充実してきています。住まいがお気に入りの空間になったことで、いろいろと楽しみたいことが増えて盛り上がっています。
それと先日、ペットショップで見かけた猫がどうしても欲しくなって、新しい家族に迎えました。この空間でのこれからの暮らしがどうなっていくのか、私たち自身もとても楽しみです。

